ここから本文
このたびは、「目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」に、たくさんのご応募及びご協力をいただきありがとうございました。お蔭様で、盲学校の部では47名、59作品、一般の部では76名、134作品の応募をいただきました。
このコンテストは、国内初、また世界でも初の「目が見えない・見えにくい人」からの“とっておきのアイディア”ということもあり、応募してくださった皆様はイメージが湧きにくいこともあったかと思いますが、かえってそれが想像力の幅を広げたのではないかと思うほど、様々な分野の応募をいただきました。
アイディアの傾向を分けると大きく三つの項目がありました。
また分野としましては、移動支援、衣服、医療機器、家電製品、玩具、光学機器、書籍、情報、食品、日用品、文房具、金融、住宅設備等と、主催する私たちの想像をはるかに超えた作品がたくさん集まりました。
その中で今回最優秀賞に輝いたのは、盲学校の部では高知県立盲学校のチーム・ちっぽ家(け)メンバー3人が考えた「まがるもん」でした。チーム一丸となって、友達と話し合い、プレゼンテーションを行い仕上げた作品は、情熱が感じられ、大変心地よく、温かい気持ちにさせてくれるものでした。
また一般の部の最優秀賞は、「レミノ(Let me know「教えて」から由来する)」でした。「レミノ」は人工知能を活用した機器のアイディアですが、誰かに頼まなければ理解できなかったものが、この機器を使って自分の力で理解できるようになるという希望を抱かせ、さらに子供達の書いた文字や絵などに触れることができるという、愛情にあふれた思いが伝わってくるものでした。
作品の選定に関わった審査員からは、「どの作品も大変良く、僅差であったため、受賞作品を選ぶことが大変だった」との感想がありました。
次回のアイディアコンテストでも、皆様の素晴らしい作品に出会えることを楽しみにしております。
目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト事務局
社会福祉法人 日本点字図書館
公益財団法人 共用品推進機構
まがるもん
レミノ
各入選作品の詳細と審査委員による講評については、下記のファイルにまとめました。ダウンロードしてお読みください。