誰かの不便さ・便利さを、みんなの使いやすさに
かしわ餅!触って分かる!
江戸時代のかしわ餅、「こし餡」は葉の表側が、
「味噌餡」は葉の裏側が表になっています。
葉の裏表で目の不自由な人も触って分かります。
江戸時代から現代に
みんなの話し合いで
受け継がれ、進化する工夫
みんなで話し合って生まれた
使いやすさの一例を紹介します。
このパンフレットを手にしたら
町や駅の中、家の中のあちこちを探してみてください。
すでに知っている「使いやすさ」が、
きっとたくさん見つかるはずです。
「みんなの話し合い」で
「みんなの使いやすい」が
生まれています。
誰もが使いやすいものは何かを話し合う「みんなの話し合い」。
そこでは、さまざまな立場の人々が意見や知恵を出し合い、
モノづくりのためのルールを考え、みんなが使いやすいものを作り出すために、
話し合いを重ねています。そこから生み出されたものたちが、
障害のあるなし、年齢の高低に関わらず
使いやすい製品・サービス(共用品・共用サービス)となっているのです。
触って分かる
視覚
障害
触って区別
できるから、
間違えなくて
たすかるわ。
飲み物
牛乳は他の紙パック飲料と区別する
ために、パックの上部に切欠きがつ
いています。またビールでは他の缶
ジュースと区別するために、「おさ
け」の点字をつけ誤飲を防ぎます。
シャンプー・リンス・
ボディソープ
リンスと区別するために、洗顔用
シャンプーやボディソープには触っ
て分かるギザギザやたてのライン
がついています。
軽くて使いやすい
子供
厚い紙の束でも、
カンタンに
とじられるから
ラクチンだよ。
ホチキス
従来より軽い力でとじ
ることができる上、手に
フィットする形状に改
良され、操作が楽にな
りました。
片手でも使える
高齢者
片手で
あけられるので
楽だな。
ウェットティッシュ
フタをあける時に、反対の
手で本体をおさえる必要
がなく、ワンプッシュで楽
にあきます。
人に合わせる
左右のサイズが選べる靴
左右の脚のサイズが違う人に対して、
片方ずつ購入できる靴があります。靴
の傷み具合によって、右だけ左だけ購
入ということもできます。
聞いて分かる
視覚
障害
声で伝えて
くれるので、
気軽に
使えますよ。
音声体重計
小さな文字で読みづらい
計測結果も音声で伝えて
くれるので、目の不自由
な人にも便利です。
高齢者
最初の設定が
難しそう
だったけど、
簡単に
できました。
給湯器
操作ボタンを押すと、「給湯
を始めます」「お風呂がわき
ました」等、音声で伝えてく
れます。給湯温度の変更も
音声で伝えてくれるので、や
けど等の事故も防ぎます。
見て分かる
テレビの字幕放送
聴覚
障害
字幕を表示して
くれるので、
テレビ鑑賞が
楽しくなりました。
字幕放送で、耳の不自由な人にも放送内容が
分かります。またリモコンの表示文字も、
より大きくなり、操作が楽になりました。
電車内の掲示板
外国人
初めて
だったけど、
間違えずに
乗れました。
行き先や次の駅等を、日本語はもちろん英語・
韓国語・中国語等で表示しているので、安心
です。
安心して移動できる
  肢体
不自由
乗り物に
安心して乗れて、
うれしいです。
ノンステップバス
高齢者や足の不自由な人の
ため、乗降時に車高を下げて
歩道との段差を少なくしてい
ます。またバスの中ドアから
スロープが出てきて車椅子
の使用も可能にしています。
駅のホームドア
車椅子マーク(国際シンボルマーク)のついた
駅のホームドアに、ゆるやかなスロープを施
し、簡易スロープを使用することなく車椅子に
よる乗降を可能にしている場所があります。
共用品・共用サービスとは
障害のあるなし、年齢の高低、言語の違いなど
に関わらず、共に使える製品やサービスのこと
「共用品」、「共用サービス」と言います。
これらは障害者、高齢者専用の「福祉機器から
発展したもの(Ⅱ)」、「一般製品やサービス
の不便さを解決したもの(Ⅳ)」、「最初から
共用品であるもの(Ⅲ)」の3種類があります。
みんなで話し合うことが大事
1. 不便さ・便利さ調査の実施
共用品・共用サービスは、さまざまな人の日常生活に
おける不便さや便利さの声から生まれてきました。こ
れらの声をもとにみんなの話し合いを行い、不便さを
便利さに変えています。
2. 共用品・共用サービスの普及
みんなの話し合いで作った共用品・共用サービスの工夫
日本工業規格(JIS)となり、国際規格(IS)となって
世界中で使われ、多くの人達の不便さを取り除いています。
(共用品は英語ではアクセシブルデザインと言います。)
共用品推進機構
誰でも使える製品やサービスの普及を目指している公益財団法人です。
常設展示室では、多くの共用品を展示しています。
共用品推進機構・常設展示室
PDF版パンフレットはこちら PDF
共用品推進機構 公式ウェブサイトへ
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