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この度は、「第3回 目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」に、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
お蔭様で盲学校の部では46名、53作品、一般の部では36名、62作品の応募をいただきました。
今回で3回目の開催となりますこのコンテストは、第2回と比較しますと、一般の部の応募総数は減ったものの、盲学校の部は1.5倍増加しました。
アイディアの内容は、盲学校の部では、夢があり、ユニークな作品、実現可能性の高い作品など様々な作品がありました。一般の部では、日常生活の不便さを解消し、より豊かな生活を送ることができるようにするための作品が多く見られました。
それぞれのアイディアは、移動、衣服、医療機器、家電製品、金融、光学機器、住宅設備、情報、食品、書籍、日用品、文房具、玩具などの分野に亘り、どれも今後の製品開発のヒントになりそうなものばかりでした。
審査は審査員会にて厳正に行い、盲学校の部、一般の部、共に以下の3つの視点から、最優秀賞(盲学校の部2名、一般の部1名)、優秀賞(各部2名)、入賞(各部5名)を選定いたしました。
今回、盲学校の部で最優秀賞に輝いたのは愛媛県立松山盲学校高校3年生の作品でした。視覚障害のある人のために考えた「ファッションお助けアプリ オシャレっこ」と、埼玉県立特別支援学校塙保己一学園中学2年生が弱視の人のために考えた「軽々デスク」でした。いずれも、多くの視覚障害のある人達の持つニーズであり、夢のある作品でした。
一般の部の最優秀賞は、視覚障害のある人や盲ろうの人にとって嬉しいアイディアで、実現が望まれる「立体手書きデジタルパッド」でした。
作品の選定に関わった審査員からは、「これまでの作品とは違った新しい視点での作品が多く、視覚障害のある人達のニーズがよく分かる」、「作品のアピールポイントが明確に書いてあるものが多く、内容が分かりやすい」等の総評がありました。
来年も継続してアイディアコンテストを開催する予定です。たくさんのアイディアをお待ちしております。
目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト事務局
社会福祉法人 日本点字図書館
公益財団法人 共用品推進機構
左:軽々デスク/右:ファッションお助けアプリ オシャレっこ
立体手書きデジタルパッド
各入選作品の詳細と審査委員による講評については、下記のファイルにまとめました。ダウンロードしてお読みください。
目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト[第2回]はこちら
目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト[第1回]はこちら